BOOTS LIFE

ラグソールの実用性のお話

SWLのエンジニアブーツにおいて装着されているソールにつきましては、基本的に全て“ラグソール”を採用しております。見た目は非常にボリュームがあり、まさしくワークブーツといった風貌になるという点も御座いますが、このラグソール、実は非常に『軽い』のです。 写真: 左/オリジナルラグソール、右/ビブラム社製#100   見た目と実用性において、最も優れているとされる底回り イメージとしては、薄いゴム板に凸凹を取り付けた、といったイメ…

従来のエンジニアブーツでは味わえなかった、圧倒的な“フィット感”

写真: 約3年着用した#8595H(BROWN) SWLでリリースしているエンジニアブーツにおいて、#8593Gのように『着脱・履き心地』に特化したブーツのイメージのみをご想像の方が多いと思います。もちろん上記の2点においては申し分ない程に徹底して作り込んではおりますが、このエンジニアブーツには更なる特徴となる『フィット感』が御座います。 サイドジップが可能にした、シャフトのスリム化。 ファスナーが付いていない一般的なエンジニアブーツで…

本格的なのに『楽』な訳とは。

この『楽』という言葉には、実は2つの要素が含まれています。   『楽』な要素・その1 │ 足にとってストレスのない形。 まず一つが、履いている最中に『楽』だという事。 スローウェアライオン(SWL)において徹底しているのは、『日本人の足型を徹底的に追求し、日本人特有の“甲高幅広”の足にとって最も良い・ストレスのない形でブーツを作る。』という点です。 海外のブランドや日本のアメリカンブーツを作るメーカーさんの大半が日本人に向けて…

最近ハーレー乗りに「OB-8593G」の愛用者が増えつつある理由。

Slow Wear Lionのブーツは、シャフトの内側にファスナーが装備されているモデルがほとんどです。  元々は玄関で靴を脱ぐ日本人の生活様式に合わせて装備されたサイドジップで すが、最近ハーレー乗りを中心にライダーの愛用者が増えつつあります。 「毎回紐を縛る必要がない」「ファスナーで脱ぎ履きが可能」「ツーリング先の食事処で座敷に上がる場合も着脱は容易」「ユニバーサル社の大きめな引き手は グローブをしたままでも操作がしやすい」などなど…

ファスナーへの拘り

様々なブーツをお持ちの方で、必ずと言って良い程起こってしまう症状の『カカトが潰れてしまう』という症状。実は、それはファスナーを取り付ける事でそのほとんどが解消出来る、という事をご存じでしょうか? 使用してる上で起こってしまう症状のうち、基本的にカカトやその付近の箇所が潰れる・破れるといった症状においては以下の2点が原因とされています。   (1) 履く際に、履き口の広さをしっかりと確保せずに足を入れようとする事で、カカトの内側…

「サイドジップ」の位置

ファスナーの位置についてですが、この“サイド内側”にファスナーを取り付けたのには実はとても深い意味があります。 ブランドによってはカカトなど様々な位置に取り付けられています。しかし、日常で足の裏に掛かる負荷は体重の『約6倍』と言われる程の強い負荷がかかる事で、SLOW WEAR LION BOOTSで採用している位置、『サイド内側』以外のファスナーの取り付けは、数年以内にほぼ90%以上の確率で金具が破損してしまう等の症状が起きています。…

カスタムで自分だけの1足を。

ソールを張り替えるだけでも十分雰囲気が変わるのでイメージチェンジは出来ますが、『もっと自分らしくカスタムしたい・・・』などとお思いの方も多いかと思います。そんな時は是非、SWL直営店「TOOLS INFINITY原宿店」へご相談下さい。 更なるカスタムとして“ハトメ(アイレット)交換”などのカスタムも承っております。元々のシルバーカラーのハトメをゴールドに交換するだけでも、180度まるっきり変わった印象になります。   &nb…

ソール交換でアレンジも可能

SLOW WEAR LION BOOTSでは、より長くブーツをご愛用頂く為に、ソールの張り替えやカスタムを全て自社生産工場並びに提携工場にて行っております。 ソールの種類に関しましては、USA製のVIBRAMソールを筆頭に、国産のソールももちろん使用可能です。購入時に備え付けられていたソールと同じソールでももちろん可能ですが、より長く飽きずにご愛用頂く上で、「元々クレープソールだったモデルに、カカトの付いている2ピースソールに張り替える…

頑丈さと履き易さを。ダブルステッチダウン製法

ダブルステッチダウン製法は、実はグッドイヤー・ウェルト製法よりもかなり古くからある伝統的な靴の製法です。 起源は1800年代後半に、木こりや泥地での作業をよりスムーズに行えるよう開発された製法で、通常は甲革(アッパー部分)の端の部分は内側に折り込むのですが、ステッチダウン製法の場合は外側に折り中板と縫いつけます。アウトソールは中板と一緒に縫いつける、または接着剤で張り付けます。 グッドイヤーウェルト製法と比べると比較的単純な製法ですが、…

長く履く為に。グッドイヤーウェルテッド製法

グッドイヤーウェルト製法は、19世紀初頭、それまで手縫いで行われていた「ハンドーソン・ウェルテッド製法」を、アメリカのチャールズ・グッドイヤー2世が機械化し確立したものです。 その仕組みは、アッパー部分とインソール、そしてウェルトをすくい縫いによってつなぎ合わせ、その後アウトソールとウェルトをつなぎ合わせています。この製法での大きな特徴は、アッパー部分とアウトソール部分が直接つながっていませんので、アウトソール単体の交換が複数回可能なの…